境界性人格障害
境界性人格障害とは
境界性人格障害は人格障害の一種で最近認知されはじめた障害です。「境界例」「ボーダーライン」とも呼ばれています。
Kass, Skodol, Charles, Spitzer, & Williams(1985)によれば、「境界性人格障害とは、深刻で改善に長期の歳月を必要とし、
治療が困難であり、そして死を招く恐れがある精神的状態である。」境界性人格障害で悩む人は心の変化や揺れが非常
に大きく、また行動や思考も同様です。さっきまで明るかったのに突然怒り出したり、混乱しはじめたりして境界性人格障
害のことを知らない人は戸惑ってしまうでしょう。認知されたのは比較的最近で新しい障害ですが、100人に2人は境界
性人格障害と言われています。(調査によってばらつきがあり、最大で10%ですが大体の文献では2%となっています。)
アメリカでは精神科などに通院してるうち外来患者の約11%、そして入院患者の約19%が境界性人格障害の診断基準
に達しています。
感情や行動の操縦が上手く出来ないため、他人に対して痛烈な態度を取り、時に自分を傷つけてしまうこともあります。
これらの感情の起伏の激しさのために、対人関係や仕事を上手く成し遂げるのも大変困難です。この苦しみから逃れる
ために、境界性人格障害で悩む人々の約70%が自傷行為、摂食障害、アルコールや薬物依存でも苦しんでいます
(Clarkin, Widiger, Frances, Hurt, & Gilmore, 1983; Cowdry, Pickar, & Davies, 1985)また、境界性人格障害で悩む人々
の自殺の確立は3〜9,5%と非常に高い数値を示しています。(McGlashan, 1986; Stone,1983)
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